2006年11月24日(金)

トラウマの脳への影響 [トラウマ]

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  代表の阿部です

  今年も残す所2ヶ月を切りま
  したね。

  クリスマスの前で、イルミ
  ネーションや飾りなど私に
  は好きな時期です。

  誕生日が12月の私は子どもの
  頃クリスマスと誕生日とを
  一回で済まされた事があって、
  夏に生まれたかったと思った
  時もありました(笑)

  さて、今回は前回の続きで
  「トラウマ」関連を扱いた
  いと思います。



 

  今回も西尾和美先生や斉藤学先生や海外の専門家から学んだ事を元に、出来るだけ簡単な表現を使って、
  トラウマから脳への影響について考えてみたいと思います。


  左脳の機能>  理解する
          言語を使う
          育った文化や受けた教育の影響を受ける

  右脳の機能>  無意識の情報
          イメージ
          顔の表情に反応する
          自律神経的な感覚や感情と結びついている
          トラウマの記憶の保持
          非言語的
          愛着関係によって形つけられる


  トラウマを受けると右脳と左脳のバランスが悪いとも言われていまして、
  心理療法はこのどちらにもアプローチしていき、両方をつなげるような活動も取り入れます。

  心理療法と言いましても、実際に「心」は「脳」にあるわけですから、
  脳へのアプローチをしている事になるのです。
  ご存知でした?
  
  トラウマからくる反応や心の傷に対し、一回一回、頭を切開して治療してたら
  大変な事になりますよね。
  というかトラウマは脳が医学的な外科処置を
  する必要があるわけではないので
  心理療法(セラピー)によって、見えない手術とも言えると思います。
  

  心理療法(セラピー)の中で

  手を動かしても脳へのアプローチになります
  カラーを使っても脳へのアプローチになります
  イメージを使っても脳へのアプローチになります
  言葉や感覚、文字を使っても脳へのアプローチになります
  見た夢を扱っても脳へのアプローチになります
  夢は脳が見ているわけですから、意味を持つ事も多いです
  言語化することも脳へのアプローチになります
  泣くことは特に脳へのアプローチになります
  感情を安全な場所で表現することも脳へのアプローチになるのです


  この他にもたくさんのアプローチがあります
  ただやみくもにアプローチして刺激を与えるのではなく
  脳にセラピーとして訓練を受けた専門的なアプローチを
  する必要があるのは分かって頂けますか?
  
  どんな症状にはどんなアプローチが効果があるのか
  
  受けた後はどういう状況になるのか

  治療効果をうむためにすること

  など研究がなされたものをしっかり学び
  専門的な知識や対応が必要になります

  ただ心の手術をしっぱなしにするのでもなく
  今後少しでも楽に、実際の人生において活かせるように
  サポートする事も心理療法には含まれます

  専門的知識が本当に必要です
  何故なら心の手術とも言えるからです
  知識や技術を訓練していない人が手術はしませんよね
  


  心理療法(セラピー)は  
  「理性や論理」「共感」などを司る前頭葉を
  活性化させるとも言われています。

  「前頭葉を活性化」と言うと難しく聞こえるかもしれませんが、
   理性や論理 共感能力が上がるのですから、
   落ち着いて現実を判断できることや
   対人関係に良い影響があるのは何となく分かって頂けるかもしれませんね。

  「共感」は非常に意味をなす能力であります。


  「共感脳」と呼ばれるのは前頭前野で、
  人間だけが持つ能力で感情を司る部位でもあり、
  人の心を理解し共感する能力でもあります。
  
  感動なども含め「泣く」という事と密接な場所です

  「思い切り泣く」のは、一晩グッスリ寝たのと同じリラックス効果がある
   と言われています。
   脳内に良いホルモンが分泌されるとも言えます

   ですので「泣く」という行為は、
   心にとって治療的要素を持ち、
   ストレスの緩和にもつながるのです。

   犯罪者の脳を調べると前頭葉の活動が低いという研究もあります(興味深いですよね)

   虐待を受けた後遺症としても前頭葉の活動が低くなるという情報もあります

   犯罪と虐待経験も密接です


   人間はストレスがあるとストレスホルモンが分泌されるのですが、
   ストレスホルモンは害があるので
   出すぎないようにと今度は、別のホルモンが自分を守る為に
   分泌するようになっています。(けな気〜)


   しかしトラウマを持っていてPTSDを発症していたりすると、
   守る為の抑えるホルモンの分泌が少なくなり、
   ストレスホルモンは過剰に分泌されたままの状態になり、
   覚醒状態がそのまま亢進され
   感情や感覚的刺激に過剰に反応しやすくなると考えられています。

   例えば、音に敏感になったり、人の話し声に敏感になったり、というような事です。
   レストランに入っていて普通気にならないような話し声やしゃべり方に敏感に反応して、
   ドキドキしたり緊張し続けるような状況もあります。
 
   些細な音にも反応したり、いつも張り詰めた状況とも言えるかもしれません。

   ますます、緊張しますからストレスフルな状況になってしまいます
   社会生活をすること自体で、ヘロヘロに疲れてしまうのですから
   引きこもりたくもなるし、依存症でも持って
   麻痺させたくもなるのもうなずけます


  では今回はこの辺にしまして
  この続き「脳の自律神経系とトラウマ反応」の
  関係について近々アップさせて頂きます

                 文責 阿部
 
   


   

Posted by abe at 01時02分   Comment ( 0 )

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